Jun 7, 2010
都心の静かな高台に佇む低層マンション。
ここに住んでいる30代ご夫婦のお宅をご紹介します。
商社に勤務する奥様は海外出張が多く、その際アンティークを見て回るのが
ご趣味だそう。主にフランスやイギリスの蚤の市で掘り出し物を見つけています。
シャンデリアはフランスで見つけた 「バカラ」 のもの。
ご夫婦二人で船便を手配し、通関業務もこなし輸入したそうです。
行動力のある奥様とやさしいご主人様の息はぴったりです。
ダイニングセットは神戸で出会ったフランスのアンティーク。
110cm角のテーブルは伸張式で、最大8名まで利用出来ます。
アールデコの曲線の脚が特徴的です。
細部には、かわいらしいリボンがついています。
サイズもほどよい大きさ、いぶしたゴールド色も素敵です。
椅子の座面は、イギリスの「オズボーン&リトル」 の生地で張替えています。
アールデコのチェアーにとても似合っています。
Apr 24, 2010
桜の開花を待って恵比寿の丘に建つマンションにお住まいのNファミリーをお訪ねしました。お住まいは2階ですが目の前に咲き誇る桜の向こうにずっと眺望が開けています。
プライバシーを厳守したマンションのお玄関を開けるとゆったりとした空間が広がっています。
オーダーメードマンションならではの快適なお玄関ホールです。
その奥に目を向けると懐かしい引き戸が目に入ります。
そうっと静かな時間が流れていくようなこの戸を引いてみましょう。
Apr 1, 2010
都心の利便性の高い場所に建つこのマンションには、今年で結婚26年目になる
アメリカ人のご主人様と日本人の奥様が暮らしています。
西洋と東洋の、新しいものと古いものをミックスしたような
なんとも居心地のいいお部屋です。
まずは、ダイニングから覗いてみましょう。
マルケッティ社のダイニングセットと和箪笥がうまく調和しています。
木の色味と艶が似ているからですね。
絨毯は中国で買い付けたアンティーク、和箪笥は京都で購入したアンティーク。
京都の知恩院近くの新門前通りに行きつけのアンティーク店があるそうです。
京都にもご自宅があり、月に一度ほど訪れます。
左手の和箪笥にはアンティークの帯を掛け、さりげなくアクセントにしています。
テーブルの上に飾っているお花は、最近お誕生日を迎えられた奥様への
お嬢様からのプレゼントだそうです。
ダイニングの傍には、ミロの 「コンサート」 という大判の絵を飾っています。
この大きさは、かなりダイナミックで存在感があります。
絵画の収集はご主人様の趣味だそう。
和箪笥の右横にあるのは、お琴で奥様のもの。
Mar 3, 2010
閑静な住宅地の一角にあるメゾネットタイプのデザイナーズハウスに
お住まいのMr.Oは10年以上アビターレを支えて下さるお客様のお一人です。
そして1月15日のブログでご紹介したインテリアブック
マンション・インテリアの基本
の表紙と巻頭ページを飾ったO様邸です。
お玄関の扉を開けると優しさに包まれます。
珍しいビーンやミニパンプキンで作られたドライリースには可愛いドライオレンジが下がっています。
そして一歩中に入ると目に飛び込んでくるものは・・・・・。
そこに広がっているのはとても工夫された心地よい空間です。
モダンなお部屋にクラッシックな家具と白いソファーを組み合わせてあります。
イタリア ピサにあるFasemのアームチェアーでクラッシックな家具と
モダンなお部屋を上手く融合されています。
円形のテーブルを開けてみると中にはエスプレッソ用のカップ&ソーサーが、
そしてアルミ製のボールの中にはエスプレッソ用カートリッジが入っています。
予想しないものが収納されているのを発見した時には心がワクワクします。
バリスタMr.Oは美味しいコーヒーを入れて下さいました。
メゾネットの上階にはプライベートスペースがあります。
階段を上がるとオランダ人デザイナー ハンス ダーメン作の
フラワーアレンジメントが迎えてくれます。
Mr.Oのお部屋には沢山の素敵なフラワーアレンジメントが飾られています。
チェリー材のたっぷりとしたベッドは一日の疲れを優しく労わってくれます。
足元からのやわらかい光は心が癒されます。
階段を下りていくと目の覚める様なワンシーンが現れます。
チェリー材のキャビネットに合わせて少し高めに掛けられた大きなミラーが
お部屋を優雅に演出しています。
キャビネットの上にはフラワーアレンジメントやピューターを始め
丹念に集められた品々が飾ってあります。
目を引いたのはカッターボートの優勝トロフィーのレプリカです。
そしてマルケッティ社のカタログも飾って下さってありました。
横にはウォールナット無垢材のキャビネットが並んでいます。
当社のアウトレットにあったこのキャビネットはお求め頂いたMr.Oの手でこんなに素晴らしく蘇りました。
Mr.Oはプロ顔負けのリペアーの達人です。
塗装材料を吟味駆使し、長年倉庫にあったため色あせやかさつきが出ていた木肌をこんなに
しっとりと美しく仕上げておられます。
使えなくなった棚板も新しく作ってくださいました。
素敵に変わったキャビネットの上の壁にはジノリのイヤープレートが並んでいます。
この中にはなかなか手に入らない年のイヤープレートが何枚もあるそうです。
お部屋に香るアロマ・・・・・ローズ・・・・・はこのフラワーアレンジメントに合わせてありました。
ベースはウエディングドレスをイメージしてあります。
このダイニングテーブルもMr.Oが手を入れて蘇らせた一品です。
フォーマルにセッティングされたテーブルの向こうには、
光と風を上手く取り込めるウッドブラインド、その向こうには可愛いお庭があります。
今は冬・・・・・すべてが眠っています・・・・・春が楽しみです。
ダイニングのコーナーに置かれたコンパクトなバーキャビネットも色々と
工夫を凝らして楽しんでお使いになってられます。
その上の太陽をイメージした時計は壁掛けキャンドルホルダーとお揃いです。
1930年代アメリカで作られたこのセットの板の部分もMr.Oは家具と同色に塗り直しをされています。
幼少の頃から手先が器用で色々と作り直すのが大好きだったとおっしゃるMr.Oの趣味は多彩です。
大好きな飛行機の古いモデルを丹念に分解・・・・・蘇らせるのもその一つです。
1930年頃タバコのおまけについていた飛行機のコレクションカードを入れた額とともに飾られています。
壁と同色のウッドブラインドを使ったモダンなお部屋に
クラッシックな無垢材の家具
真っ白な革のソファー
エレガントなフラワーアレンジメント
アンティックような飛行機のモデルと数々の興味深い品々。
一つ一つ丹念に集められ考え抜かれて飾られたこの空間に身をおくと、
時間を忘れてしまうような居心地のよさを覚えます。
きっとこれからもこの隠れ家を訪れる方を幸せな気持ちにしてくれることでしょう。
(アビターレ取り扱い商品)
センターテーブル
ベッド
サイドテーブル
キャビネット
ミラー
飾り本棚
ダイニングテーブル&チェアー
バーキャビネット
ピューター(イタリア製)などの小物
ベッドスプレッド
Feb 15, 2010
都内の閑静な住宅街にお住まいのY.O様邸を訪ねました。
Y.O様の奥様がアビターレにご相談にいらしたのはもう2年以上前です。
すでにお持ちの家具とアビターレの家具をどう合わせていくか、
どんなお部屋にしたいかなど、細部にわたり何度も打ち合わせをしました。
時間をかけて、じっくりつくりあげた幸せいっぱいの空間をご紹介します。
玄関からリビング・ダイニングへ。
吹き抜けの高い天井、1階の大きな窓からのやわらかい光が
訪れた人の入室をやさしく誘います。
最高級の牛革を使ってつくられた w 240 x D 110 cm の大きなソファーと
ヨーロッパ独特の美しい生地を張ったアームチェアー。
ゆったりとした居心地の良い空間になっています。
朱色のキャビネットはマカオで出会ったもの。
Y.O様ご家族は香港に6年間お住まいでした。
中国での思いでの品がたくさんあります。
キャビネット上部左右に付けられた装飾。
とても縁起が良さそうです。
Feb 3, 2010
Vol.1に引き続きK様邸の 壁面収納家具リブレリア に施された工夫を見ていきます。
今回は書斎のデスクです。
{耐震に対する工夫}
①デスクを壁に家具転倒防止器具ガムロックで固定
こちらはデスク 書棚部分 の高さがあるので、ガムロックが下から見えません。
TVボードのときと違い、そのまま取り付けています。
K様邸の書棚は図面の段階から施工までをこのコーナーで見てきました。
詳しくは「K様と一緒に Libreria! リブレリア!りぶれりあ! ①〜最終回」
でご覧下さい。
黒板やコルクボードが加わり、使い勝手がさらに良くなっているようです。
「お客様のお家を訪ねました」のときよりもずっと、「書斎」として馴染んでいます。
{配線コードや、機器の収納工夫}
①配線コードや機器を見えないように、収納スペースを設ける
デスク下のスペース。
背板を扉にしました。
ルーターで空けられたホールによって機器の放熱効果もあり、
このホールはそのまま扉を開ける引き手にもなります。
Jan 28, 2010
前回までは 壁面収納家具 リブレリア シリーズでつくった、
書斎のデスクができるまでを見てきました。
K様が 壁面収納家具 リブレリア でつくられた家具は、デスクのほか、
ダイニングキャビネット、リビングのTVボード、玄関キャビネット(シューズボックス)、
寝室のチェストなどたくさんありますが、今回はそのできるまでを見てきたデスクと、
それ以前にご購入された、TVボード に施された様々な工夫をご紹介します。
リビングのキャビネット、TVボード。
K様のインテリアは「お客様のお家を訪ねました」のコーナーでもご紹介しています。
ご興味のある方は是非ご覧下さい。(今回、TVが大きくなっていました!)
この TVボード 部分は下にキャスターが付いており、配線作業などのときに
前に引き出せるようになっています。
壁面収納家具 として TVボード、収納キャビネット、飾り棚などを
一体でつくるケースが多いのですが、オーディオにこだわりのあるK様は、
最初から機器のセッティングや配線のし易さを見越してプランニングされました。
そこで、このように収納部分のキャビネットとTVボードを分けてつくりました。
{耐震に対しての工夫}
①テレビをキャビネットの背板に固定
テレビの裏側です。
配線のときは動かしやすいようにカラビナで留めています。
②TVボードをキャビネットの背板に固定
テレビ裏側、TVボード を上からみたところ。
TVボード の左右をこのようにカラビナで留めています。
拡大したところ。
③収納キャビネット自体を、家具転倒防止器具ガムロックで壁に固定
さらに、インテリアの見た目を重視して、ガムロックを隠す
ガムロックはネジを使わずに壁と家具に取付られます。
耐震用の器具としては、 効果の高いものではないかと思います。
K様は見る角度によってガムロックが目立つので、
上の写真のように木製のパネルを張り、上部の壁に付いている部分を隠しました。
実際はこのような形です。
Jan 15, 2010
アビターレのお客様であるO様邸が掲載されました。
ライフスタイルを生かす
「マンション・インテリアの基本」
大倉 祥子 監修 新星出版社
10月の初版発行からすでに1万部以上売れています。
専門書ではかなりのヒット商品ではないでしょうか。
増刷も決定された、話題のインテリア本です。
なんとO様邸の写真で表紙が飾られています。
O様邸がご紹介されている巻頭ページです。
アビターレの家具やピューター製の小物などでつくられた落ち着いた空間。
ブリザーブドフラワー、アートフラワーなどや、
モダンなチェアーもアクセントになっています。
立ち読みはこちらから
http://www.shin-sei.co.jp/np/isbn/978-4-405-09187-0
Jan 10, 2010
昨年9月20日にイタリアで行われたマルケッティ社創業40周年イベントに参加してきました。
新作家具の発表
初のショールーム公開
イベントやパーティーなどに200人強の招待客が集まりました。
招待客はイタリア国内外からで、やはり国内からはたくさんの方々が訪れていたようです。
午後4時、お迎えのバスに乗り、活気あふれる会場へ。
2Fから見たショールームエントランス付近。
たくさんの人たちのざわめきが聞こえてきそうです。
この写真だけでも広さを感じます。
美しい象嵌が背面にもほどこされた新作キャビネットと
エントランスの壁面収納家具リブレリア。新色の塗装と新デザインで。
ショールームは畑に囲まれた緑豊かな場所にあります。
窓の外に見える緑がなんともステキな空間を演出しています。
マルケッティ社のショールームは実は2年前ぐらいには完成していました。
これまではスタジオとしてカタログの撮影に使用していました。
アビターレへご来店いただいたお客様のなかにはそのカタログ写真を
目にしている方もいらっしゃると思います。
マルケッティ本社工場は2箇所に分かれています。
家具とキッチンの製造ラインで分けられ、
このショールームはキッチン工場の敷地内に併設されています。
ショールームの延べ面積は1500㎡ぐらいでしょうか。
1Fの天井高は4m弱、2Fは約3.3mほどもあります。
中央奥に写っているキャビネットの扉部分。
‘うずくり’風の塗装がほどこしてあります。
扉を開けたところ。
扉の裏面にはアンティーク材が使用されています。
Jan 6, 2010
ライフスタイルを生かす
「マンション・インテリアの基本」
大倉 祥子 監修 新星出版社
実際の例をもとにインテリアのことが解りやすく紹介されています。
レイアウトやディスプレイ、ライティングなど困ったときに役立つ一冊です。
アビターレのお客様であるO様邸が表紙になっています。
立ち読みはこちらから
http://www.shin-sei.co.jp/np/isbn/978-4-405-09187-0