Apr 1, 2010
都心の利便性の高い場所に建つこのマンションには、今年で結婚26年目になる
アメリカ人のご主人様と日本人の奥様が暮らしています。
西洋と東洋の、新しいものと古いものをミックスしたような
なんとも居心地のいいお部屋です。
まずは、ダイニングから覗いてみましょう。
マルケッティ社のダイニングセットと和箪笥がうまく調和しています。
木の色味と艶が似ているからですね。
絨毯は中国で買い付けたアンティーク、和箪笥は京都で購入したアンティーク。
京都の知恩院近くの新門前通りに行きつけのアンティーク店があるそうです。
京都にもご自宅があり、月に一度ほど訪れます。
左手の和箪笥にはアンティークの帯を掛け、さりげなくアクセントにしています。
テーブルの上に飾っているお花は、最近お誕生日を迎えられた奥様への
お嬢様からのプレゼントだそうです。
ダイニングの傍には、ミロの 「コンサート」 という大判の絵を飾っています。
この大きさは、かなりダイナミックで存在感があります。
絵画の収集はご主人様の趣味だそう。
和箪笥の右横にあるのは、お琴で奥様のもの。
リビングには長身のご主人様に合わせて、かなり大きめのW240cmのソファー。
搬入はピアノ業者さんに依頼し、バルコニーから吊り上げて入れました。
赤黄青の3色を使っているにもかかわらず、調和しているのは屏風やミロの絵画に
この色がちりばめられているからでしょう。
コーナーに金屏風を置き、華やかさを出しています。
こちらも京都で購入したアンティーク。
美しい色合いの着物が描かれています。
アームチェアー側からの眺めです。
フロアーランプは主張しすぎないシンプルでモダンなものを選んでいます。
アンティークの和箪笥の前に、ご主人様のグリーンのリクライニングチェアー。
撮影のため、箪笥の上にあったフォトフレームをはずしましたが、
いつもはたくさんのご家族の写真を飾っています。
3人のお子様達は、現在はそれぞれアメリカ、イタリア、オーストリアと
世界各地で暮らされています。
雰囲気のあるシェイドランプの横にはゴールドのiPod !
マラソンが趣味のご主人様が、走りながら音楽を聴いているのでしょうか。
こちらはアコースティック・ギターで有名な 「Martin」 のギター。
奥様のもので、ご主人様からのプレゼントだそう。
若い頃、日比谷の野外でコンサートをしていたほどの腕前です。
右に見える絵は ラリー・リバース の作品です。
アメリカ国旗と芸者さんの融合?です。
次は廊下へ。リビングから見たところです。
細長い絨毯を引いて、奥行きを強調しています。
二方の壁に絵を飾り、ギャラリーのような空間に仕上がっています。
右手奥が寝室、左手奥が玄関につながります。
こちらは玄関からの眺め。
コレクションテーブルの横の、グリーンがいい感じです。
コレクションテーブルの中側にも、アンティークの帯を飾っています。
赤いお花と帯の色を合わせ、見せ方がとてもお上手です。
この寝室は、一歩足を踏み入れた瞬間、とても柔らかい雰囲気に包まれてしまいました。
ベッドリネンも壁も白、ベッド脇にあるランプも白で統一しています。
白い中、ブルーの絵が一際目立ちます。ミロとシャガールの絵です。
先ほどまで、ご主人様がベッドに横たわって本を読んでいました。
柔らかい明かりがとても快適で、落ち着きますね。
ベッド脇にはアンティークのサイドテーブルとアンティークの絨毯。
シングルサイズのベッドを2つ並べただけのシンプルな気持ち良さがあります。
こちらもベッド脇にある帳場箪笥です。
これも京都で購入したアンティーク。小引出しが付いていて便利そうです。
その上にもブルーのシャガールの絵を飾り、爽やかな雰囲気です。
洗面所に入ってみると、柔らかい女性の絵が迎えてくれました。
トイレの壁三方にも絵を掛けています。
こんなところにまで ” ゆとり ” を感じます。
最後は玄関の一角です。
お嬢様が、小さい頃履かれていた靴を大切に飾っていました。
こちらは障子もあるので、純和風でまとめています。
撮影の際は、ご協力頂きまして有難うございました。
とても仲のいいご夫婦なので、お部屋も大変居心地のいいものでした。
寛げる空間づくりや、組み合わせ方などとても参考になりました。
( アビターレ取扱い商品 )
・ダイニングテーブル、チェアー、アームチェアー
センターテーブル (以上マルケッティ)
・ソファー、アームチェアー (以上ヴァレオ)
・コレクションテーブル (AR.VE)
・シートクッション