Aug 17, 2008
ざ めーきんぐ おぶ りぶれりあ!
The making of Libreria!
①無垢の構造材(横)をゴムハンマーでたたいていきます。
②息を合わせて、トンッ!トンッ!力が入るので後ろから支えます。
K様の壁面収納家具リブレリアのできるまでを追ってきたこのコーナーも最終回です。
上の写真①・②に至まで、部材を搬入し、開梱、整理、と作業の手順があります。
その後、イタリアの Disegno ( ディゼンニョ ) 図案をもとに組立てていきます。
【Disegno例】
*このローマ数字入りの図面は、お引越し等でリブレリアを解体・組立する際に役立ちます。
リブレリアを納品時にお渡ししておりますが、もしお持ちでない方は
解体する前に背面を見て頂き、それぞれの部材に刻印されているローマ数字を
お写真を印刷したもの等に転記してから解体し、それをガイドに再び組み立てて下さい。
また部材の梱包に気泡緩衝材を用いる際は、緩衝材の凸部分が塗装面に当たらないよう
裏面を使用して下さい。塗装事故につながる恐れがあります。
(2020年5月記)
無垢の構造材の板にはローマ数字(Ⅰ・Ⅳ・Ⅹ)などが入っています。
日本の大工さんが部材に墨で「右上」「左端」などと書くのに似ています。
どの数字の構造材がどの位置に来るか、一目でわかるようになっています。
でも、注意が必要です。
より構造を頑丈にするために、組立て方(順番)に秘密があります。
組立ての順番を間違ってしまうと最初から組み直し・・・とうことも起こります。
では、後は写真で壁面収納家具のできるまでを見ていきます。
*①・②は向かって左の扉収納の部分を組み立てています。
次に右の本棚収納の部分、次に中央部を左の扉部へ接続し、最後に全部をつなぎます。
③右の本棚収納の部分 ④右左部の柱(棚枠)が完成、次の部材を探します。
⑤右の本棚部分の枠が完成したところです。
⑥予め壁面収納棚全体を最後に動かしやすくするため、フエルトを貼ることもあります。
⑦デスク部分(中央部)天板を ⑧デスク天板をずらしながら、
左の扉部に接続します。 引出し部分の構造材(縦)も組み込みます。
⑨扉部分の背板を付けます。
後ろからも人が押さえ、ビスでしっかりとめます。
スタッフは冷房ががんがん効いたお部屋で作業していますが、すでに汗だくです。
⑩デスクの天板部分の角に見えるレールは上部に接続する棚のためのものです。
スタッフが作業しているのはスライド棚のスライドレール(ブルム社製・独)
を取り付けているところです。
*ここまでで、左の扉部とデスクをつないだ部分、右の本棚部分と
大きく分けて2つの「かたまり」ができました。
次はこの2つをつないでいきます。
“K様と一緒に Libreria!リブレリア!りぶれりあ! 最終回” の続きを読む