【17年ぶりのお客様との再会】
新緑が目に優しい季節になりました。
この春、新しい環境に身を置かれた方も多くいらっしゃると思います。
私達はというと環境こそ代わりませんが、『今ここ』にいることで
様々な出会い・再会がある春を迎えています。感謝です。
今日ご紹介するお客様も、17年ぶりに御連絡を下さって再会したお客様です。
都心の眺望が素晴らしいマンションにお住まいで、インテリアは全て整えていらっしゃいますが、
20年以上お使いのダイニングテーブルを変えてイメージを一新したいという御希望でした。
こちらはお客様から御相談時に頂いたお写真です。
クラシカルにまとめられた、まるで海外のようなインテリアです。
お客様はご家族で香港に5年、イギリスに10年滞在された経験がおありで
絵画はイギリスでお求めになられたり、香港でお求めになられた韓国製の薬棚(写真右)や
お玄関のキャビネットなど、西洋クラッシック一辺倒でない空間を作られています。
ダイニングセットは優雅な曲線のもので、海外へもお持ちになり、
また日本へご一緒に帰ってきたという思い出が詰まったお品です。
そんなお客様が新しくお選び下さったのはマルケッティのウォールナット無垢材の
ダイニングテーブルFG120です。
厚みのある天板はウォールナットの木目が美しく、アンティーク調に傷をつけたり
手カンナをかけた表情豊かなテーブルです。
天板を支える足は貫が通った直線的なデザイン。シンプルなのでクラッシックともモダンとも相性が良い、
どちらかというと男っぽいイメージのあるモデルです。
チェアーは今までの物をお使いになるということでしたので、
どのようなコーディネートになるか楽しみにしておりました。
こちらがご納品時のお写真です。
いかがでしょうか。
チェアーはもちろん、華やかなガラスキャビネットとも相性良く
さすがマルケッティの家具は、どんなテイストの家具にもすんなりと
馴染んでしまいます。
そしてクラシカルなイメージはそのままに、重厚感が増しているように思われませんか。
せっかくですので、お部屋全体を御紹介させて頂きます。
まずお玄関では香港でお求めになられたキャビネットが迎えてくれます。
リビングに入るとゆったりとした空間が広がります。
2P、3Pの2つのソファーにアームチェーアのセットは長年ご愛用のrs.valeo社のカバーリングタイプです。
今ではなかなか見られない凝った織生地で当時から人気のものでした。
この生地をご記憶の方も多くいらっしゃると思います。
センターテーブル、サイドテーブルはマルケッティのチェリー材のシリーズ。
木彫りのカンガルーが愛らしく空間が和みます。
ソファーバッグにはマルケッティのブックキャビネットMG160をお使い頂いています。
私は初めて拝見しましたが、本棚に引き出し、そして天板の下にはスライド棚までついています。
奥行きも薄く、程よい高さでソファーバックにぴったりです。
そして実は今回、ダイニングテーブルと一緒に壁にブラケットも
ご納品させて頂きました。
あまりにもお部屋の雰囲気に溶け込んでいるので、お気付きになった方も少ないかもしれません。
伝統的な手作業による木彫で評価の高いイタリア・Robert Giovannini社のブラケットです。
改めましてこちらがそのお写真です。
アンティーク調に彩色されていますので、華やかすぎることもなく
額縁とのコーディネートもぴったりでした。
曲線の美しい優雅なデザインなので、照明がついていない時も空間に立体感を与えてくれます。
ダイニング上の照明とも相性はぴったり。
実はこのブラケットは初めての御納品写真となり、カタログだけでは伝わらない
良さがお伝え出来ていれば大変嬉しいです。
* Robert Giovanniniのブラケットは、少し大ぶりな5灯タイプ(Art.566)もございます。
東京Stock roomでご覧になれますので、ご興味がお有りの方はお気軽にお問合わせ下さい。
今回ご紹介させて頂いたお客様には、海外からお持ち帰りになった家具や
オブジェ等には一つずつ素敵な思い出が、そしてダイニングテーブルにもご家族の長い歴史がおありだったと思います。
そんな中で、新しく家具や照明を加えて下さったことで、見慣れた空間に変化が訪れ
新鮮な気持ちを持って頂けたのではないかと思います。
私達も長い年月を経てお客様とこのように再会出来たご縁を感じ、感謝しております。
まだまだお客様のお役に立てることがありそうですので、一人でも多くのお客様に
ご満足頂けるように頑張って参ります。